多軸巻線機の多数個取りによる生産能力向上
2020-6-19
事例概要
月数百万個の製品をイニシャル費用を抑えて安定的に量産化するため、通常1軸で1個の巻線を行う多軸巻線機を社内で改良し、1軸5個の多数個取りを実現しました。
品質安定までに半年の時間を要しましたが、設備1台あたりの生産能力が飛躍的に向上しました。
この生産方式は生産能力と引き換えに段取り時間が増加するものの、一定数以上の生産数量がある場合には大きなコストメリットが得られます。
効果
- 取り数の増加による生産能力の向上
- イニシャルコストの削減
- スペースの削減
課題
- 段取り時間の増加
- 治具の複雑化、高精度化
- 対応できる形状や仕様に制限がある