サーボテンションによる精密テンション制御で性能要求を達成
2023-2-17

課題
コイル製造において、電線の種類ごとに安全テンションが決まっており、製品仕様に合わせて適切なテンションの種類と値を設定する必要があります。特に今回のプロジェクトでは、モーター&アクチュエーター用の空心コイルが対象で、外径が超精密な整列巻線であることに加え、高いテンション調整が求められました。このため、従来の方法では精度や要求に応えるのが困難でした。
解決策
こうした要求に応えるために、当社ではサーボテンションおよび電子テンションを採用しました。サーボテンションは巻線モーターにかかる負荷を測定し、制御信号をフィードバックすることで、超精密なテンション調整を可能にします。さらに、社内規格に基づく限度テンションを適用することで、製品の仕様に沿った最適なテンション設定を実現し、お客様の要求性能を満たしました。
効果
サーボテンションの導入により、以下の効果が得られました。
- 超精密整列巻線が可能:テンションが厳密に制御され、均一で精密な巻線が実現。
- 歩留まりの改善:製造プロセスの安定性が向上し、不良品が減少。
- CPK(工程能力指数)の改善:製品品質の安定性が高まり、工程のバラつきが抑制。
高精度なテンション調整や巻線技術に関するご相談は、ぜひ当社にお問い合わせください。当社WEBサイトのお問い合わせ専用ページやお電話でも受け付けております。