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試作から小ロットまで量産を見込んだ設計が可能

試作から小ロット、大量生産まで対応できるスケーラビリティを備えているのがPRONECです。「量産先行品で利用するコイルが欲しい」という場合でもお気軽にお問い合わせください。小ロットの場合は、治具の製作やライン組みなどのイニシャルコストがかかるため、量産に比べるとコストがかかりますが、御社の求める性能や形状など、あらゆる要求にお応えできる製造設備があり、経験豊富なエンジニアやオペレーターが多数在籍しています。

また将来100万個/月オーダーでの量産が見込まれる場合はお申し付けください。当社のタイ工場は、約1,000万個/月を製造できる生産設備を備え、量産化するための導体や治具、ボビンやあらゆる生産技術を備えています。物理的な設備以外にも、巻線のテンション、固定する後加工、別につけるリードや基板実装用のピンの接合、加えて量産化する際のノウハウが当社には蓄積されています。試作品から量産品に設計変更するだけでなく、初めから量産化を見込んだ設計にすることで、より最終形態に近い状態で御社の製品をテストすることができるでしょう。PRONECのノウハウを活用して、御社と協業してさまざまなコイルを製造できます。

試作・小ロットでもご相談ください

小ロットや試作も承ります。コイルが要となるような製品では、小ロットでも量産品同等のコイルを使った製品開発が可能です。また先行量産機で性能検査をする場合なども、量産品相当のコイルを使うことができます。あるいはコイルの形状や巻き数など、いくつか試作してみて実際にデータを取って試験したい場合などでもPRONECにご相談ください。

のちに量産化が見込まれる場合もご相談ください。少量でも量産品に近いもの、量産化に向けた形状や製造手順など、量産化の生産技術の知識と経験が多数あるので、試作や小ロットの生産段階から、量産を見込んだ設計・製造方法などをフィードバックできます。

これらの量産化に関するノウハウは、御社が求める性能や形状のコイルのまま、量産化技術を御社の設計にフィードバックできます。これにより御社の製品の最終的な量産機に近い状態で試作段階からのテストが可能となります。

将来的には○万個/月程度で量産したいなどのご要望もお申し出ください。生産体制の調整から導体の仕入れに至るまで、御社に安定的な供給ができるよう、また歩留まりが高い製品になるようPRONECの技術を活用してください。

タイ工場には、自社製と他社製を含め巻線機を230台導入しています。経験豊富なエンジニアとオペレーターが柔軟に製造ラインを増減し、幅広い生産数のスケーラビリティをお約束できます。

スタート・エンド線をツイストして強度を高めたり、スタート・エンド線の出し位置の調整をしたりすることが可能です。さらにボビンの製造やオーバーモールドなども、全てタイ工場ワンストップで対応できます。

空芯コイル30年のノウハウで安定した品質と性能を保障

例えば、平らな空芯コイルではなく断面が逆U字になったコイル、極限まで薄くしたい空芯コイル、基板実装するための足をつけたい、十字にコイルを巻きたいなど、難しいご要望にもお応えしています。当社には1986年の創業以来のノウハウがあります。その分野も幅広く、巻線用の治具の制作、量産化のための製造技術、あらゆる電線の調達、樹脂モールドのノウハウなどさまざまです。


これまでに製造してきた空芯コイルの代表例です。


治具によってコイルの形状も自由にできます。

これまでに製造してきた分野も、家電やRFIDをはじめ無線充電や自動車部品、さらには医療機器やカメラ部品などと幅広く、経験豊富です。さらに巻線機も自社生産しているという点も特徴となっています。機械と電線と製造技術の蓄積があるから、安定した性能、安定した供給、安定した精度のコイルをご提供できます。

量産化を見込んだ製造技術を設計にフィードバック

当社のコイル製造工場はタイにあります。そこでは常に100万個/月の生産体制を準備しています。また最大では約1,000万個/月までの対応が可能です。樹脂成形機やモールドも同じ敷地内で行っているので一貫生産が可能です。また巻線機の治具もほとんど自社内で行っています。これは人件費が安いという理由だけではありません。タイ工場には当社製の巻線機と日本製の工作機械を導入していますが、これらを扱える優秀なオペレーターやエンジニアが多くいるという点です。


タイ工場の射出成型機。全て日本製の機械で用途に応じた成型機を計5台配備しています。

なお導体に関しては安定供給ができる日本国内もしくは東南アジアから仕入れています。急に量産化になっても素早く調達して材料を安定して供給できるためです。

このように当社は、お客さまへ安定した性能で信頼できるコイルを安定供給できる体制を第一に考えています。将来量産化をお考えのコイルについては、量産化のノウハウを当社にフィードバックして将来に備えることができます。それは安定供給できる導体をはじめ、生産性を高める設計、製造技術、治具や金型、生産機械の設定値に至ります。

まとめ|当社の生産技術をフィードバックした開発が可能

当社の生産拠点はタイにあり、当社製の巻線機や日本製の樹脂成型機などの生産機械を導入し、現地の優秀なエンジニアにより、安定した性能、安定した精度、安定したコイルを供給できる体制になっています。最大生産数は約1,000万個/月を誇ります。しかし電線に限っては、日本国内もしくは東南アジアで仕入れてタイで加工します。これは2021年以降で問題になっている、中国での製造・サプライヤーへの依存により製造停止になったことが関係しています。お客さまへコイルを安定して提供するために、電線の国内仕入れを行っています。このように今は試作で小ロットだが、将来的に量産を考えているという場合は、ぜひ当社のノウハウをご活用ください。また脱中国をお考えの場合もご相談ください。

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