巻線治具のコーティング改善による品質と生産性の向上
2024-11-12
課題
線径の太いリッツ線を使用するコイルの巻線工程において、治具に融着層が付着する問題が発生していました。この付着によってコイルの排出不良が起こり、頻繁に生産ラインが停止するダウンタイムが生じていました。また、治具のコーティングについては以前からいくつかの方法を試行していましたが、最適な組み合わせが見つからず、生産効率の低下や品質不良の原因となっていました。
解決策
この課題に対し、プロネックでは巻線治具のコーティングの改良に取り組みました。治具と接着剤の相性を見直し、付着しにくく、かつ耐久性が高いコーティング素材を採用。これにより、治具の性能が改善され、コイルの排出がスムーズに行われるようになりました。
効果
治具コーティングの改善により、以下の効果が得られました。
- 生産性向上:
治具への付着問題が減少し、ダウンタイムが減り、生産ラインが連続して稼働できるようになりました。 - 品質向上:
融着層の接着密度が向上し、コイルの外観や寸法不良が大幅に改善されました。
本課題の解決には、治具と接着剤の相性やコーティング剤の選定がポイントになります。弊社では、お客さまの状況に合わせた最適な組み合わせのご提案が可能です。
治具改善や品質向上に関するご相談は、弊社お問い合わせフォームまでお気軽にお問い合わせください。