産業用から医療用まで空芯コイルをカスタムメイド
当社は1986年の創業以来、多種多様な空芯コイルやボビンコイル、コイルAssyを製造してきました。これらのコイルは全て自社製造の巻線機と自社で製作する治具です。多くの経験を踏まえたエンジニアとオペレーターの手によって自社内で作っています。また小ロットの製造から量産化まで、生産技術の多くが蓄積されています。さらに当社はコイルを製造する巻線機も自社生産しているので、コイル生産の技術だけでなく機械そのものにも各種フィードバックを行い、複雑化するご依頼にお応えしてきました。
生産はタイ工場で行っていますが、営業拠点は日本にあり、スタッフが御社にお伺いして、仕様の打ち合わせから、製造上のさまざまなご提案をしています。PRONECなら産業用から医療、自動車用まで、あらゆるコイルが製造できます。
巻線機も自社生産しているからこそできること
PRONECが他のコイルメーカーと違うところ、それは自社でコイルの巻線機を製造している点です。つまり巻線機の設計や仕組み、癖や特徴を知り尽くしているからこそ、お客さまから承る特殊コイルを製造できるのです。
コイルそのものを製造するだけでなく巻線機も自社製造しているので、機械の癖や使い方を熟知しています。また空芯コイルを製造するための治具も自社で製作しているので、あらゆる方向からコイル生産するための解決策を持っています。
コイルの特性や用途、形状によって導体径φ0.02~0.90までを選べるだけでなく、丸線やより線(リッツ線)、平角線などあらゆる銅線に対応ができます。また導線は据えて日本国内から仕入れてタイ工場に送るため、安定した原材料供給が可能で、安定した製造ができます。
もちろんコイルを作るための電線についても熟知しています。
コイルの性能を左右する治具は自社で開発・生産
お客さまが求める形状と特性を実現するのは簡単ではありません。特に性能を左右する「巻線用治具」は、精密さが求められ、1本の電線を精密に巻いていく必要があるからです。一般的なコイルメーカーの場合、巻線用治具は社外に依頼する場合がほとんどです。しかし弊社は治具を自社で設計することで、お客さまの求める性能と形状の空芯コイルを生産できます。また過去事例やノウハウなどが蓄積されているので、お客さまのご要望に応えられる精密な治具が製作できます。また機械の特性や電線の特性なども踏まえ、さらにはロット数なども考慮して治具を作ります。
治具はタイ工場内にて、長年の経験を積んだ職人が仕上げます。
弊社は1986年の創業以来さまざまな電線を使い、医療用や小型機器用、充電用、RFID、自動車用などさまざまな形状の特殊コイルを製造してきました。そのノウハウを御社の製品に活かすことできます。
無線充電・RFID・自動車部品・医療機器への導入実績
当社がこれまでに作製してきたコイルは数知れません。空芯コイルはさまざまな巻き数や電線で製造しており、スタートとエンド線の位置もまちまちです。
加えてお客さまの仕様を満たす巻き数や形状などに仕上げるため、導体径φ0.02~0.90までを選ぶことができ、丸線やより線、平角線なども選べるので多様な性能、多様な形状のコイルを製造できます。PRONECはこれらの分野のコイルも数多く受注し、お客さまからご愛顧いただいています。
空芯コイルとは導体を治具に巻き取り、中心部に巻き取るための樹脂製のボビンやコアの鉄心などを入れていないコイルです。RFIDや無線充電用などに利用できます。
まとめ|世の中にないコイル生産も請け負います
さまざまな応用製品の分野に対応でき、小ロットの製造から数百万/月単位の量産まで柔軟に対応できます。コイル製造は巻線機、巻線用治具、巻き取り時のテンション以外にも、ボビンの形状やスタート・エンド線の引き出し位置、導体の太さや形状などさまざまな要因が複雑に絡み合います。とりあえずは小ロットで様子を見て、将来的に量産もしたいという場合は、当社に蓄積されたノウハウを存分に活用してください。
御社の設計に基づき、精密な治具を作製するため、高品質で精度が高く、安定したコイルをご提供できます。そして最も重要な導体は国内で調達しているので、安定したコイルの生産が可能です。コロナ渦で海外の導体を使っていて、生産がストップしたなどの経験がある方は、ぜひ当社にご相談ください。当社なら「安定した生産」と「脱中国依存」をお手伝いできる自信があります。もちろん御社の望む性能を担保します。特殊コイルの困りごとがあれば、PRONECにぜひご相談ください。