多軸巻線機改良によるコスト削減と生産能力向上

課題

月数百万個の製品を安定的に量産する必要がありましたが、通常の1軸1個取りの巻線機ではイニシャルコストが高く、生産効率にも限界がありました。さらに、限られたスペースの中で生産性を向上させるため、効率的な巻線方法が求められていました。

解決策

この課題に対し、当社プロネックでは社内で多軸巻線機を改良し、1軸あたり5個の「多数個取り」を実現しました。通常の1軸1個取り方式から大幅に生産性が向上し、月数百万個の製品を安定的に量産できるようになりました。品質が安定するまでには半年かかりましたが、その後は設備1台あたりの生産能力が飛躍的に向上しました。この方式は、生産数量が一定数以上の場合に特に大きなコストメリットが得られるため、長期的な生産計画において有効です。

効果

多軸巻線機の改良による導入効果は以下の通りです。

• 生産能力の向上：1軸5個取りにより、設備1台あたりの生産性が大幅に向上。
• イニシャルコストの削減：少ない設備投資で大量生産が可能。
• スペースの削減：設備台数を減らすことで、工場内スペースを効率的に利用。

この生産方式の導入やコスト削減に関するご相談は、ぜひ当社にお問い合わせください。当社WEBサイトのお問い合わせ専用ページ専用ページやお電話でも受け付けております。

※多軸方式のため、生産再開時の段取りが複雑化する点に注意が必要です。
※高精度の治具が必要となり、対応できる製品形状や仕様に制限があります。